社会のレール

リストラ

日本の社会にはレールがある

最近いろいろな場面で社会にレールがあることを感じます。特に再チャレンジが許されない社会と言われている日本では顕著でしょう。

単純に見ていくと、まず幼稚園に入園、小学校に入ります。このころから塾に通いだすでしょう。塾に通いながら中学校に通います。そして塾に通いながら高校に通います。塾に行く理由は塾に通わないと偏差値の高い高校や一流大学に行けないからでしょう。

学校の存在意義?

話はそれますが、結局塾に行かなければ偏差値の高い高校や一流大学に入れないわけですから、そもそも学校はなんのためにあるのだろう?と疑問に思うわけです。考えられることといえば”道徳”でしょうか?塾では”道徳”は教えないでしょうから、学校の存在意義は”道徳”であると考えられます。学校の先生もモンスターペアレント対策などで大変でしょうが、正直高い志をもって教師になっている先生というものをほとんど見たことがありません。というか普通にサラリーマンと同じで生活の糧として教師という職業に就いた、もっと言うとサラリーマンになれなかったから教師になったとしか考えらえない人ばかりです。また”道徳”心などないという先生がほとんどで、唯一残された先生の存在意義である”道徳”を教えることなどできないと思えます。

選択肢は少ないながらもいろいろなレール

レールの話に戻りますが、先ほどの単純なレールの他に、別のレールも用意されていたりします。

いろいろな段階があると思いますが、早ければ幼稚園、また小学校、中学校、高校などからでも用意されていますが、そこに入ると大学までのレールが約束されているというレールもあります。

いい幼稚園だと一流大学までのレールが用意されている幼稚園もあります。また幼稚園によってはあまりレベルの高くない大学までのレールが用意されていて、最低でも大卒の資格は得られるが、希望すれば途中から一流の学校に乗り換えることによってレールを乗り換えることができる場合もあります。元々がレベルの高い幼稚園なり学校なので、ちょっと努力すれば乗り換えることができます。

金持ちの子は金持ち

ただこのレールのいやらしいところは、基本的にお金持ちでなければ乗ることができないレールです。親が年収のいい超一流企業に勤めることができたのでしょうか?そもそも代々お金持ちの家柄でもともとお金があったのでしょうか。さきほどの話にある幼稚園から大学まで約束されているようなところがあるということは、”大卒”の資格を金で買っていると言ってもいいと思います。

就職こそレール

 

さて、このようにしてレールに乗って大学に入学すると、今では3年生から就職活動をしなければいけないようです。就職活動も就活サイトを使うなど、すでにマニュアル化されていてそれに乗っかって就職するようです。

晴れて就職してサラリーマンになると、今度は「サラリーマンとしての心得」と呼べばいいのでしょうか、マニュアル化された行動、言動によってサラリーマンとしてのレールが用意されています。特に日本では「サラリーマンとしての心得」の体得者ほど高い地位につけるのではないでしょうか。

しかし中には「サラリーマンとしての心得」が体得できない人や、運悪く上司に嫌われてしまった人は転職を考えなければなりません。これについてはここ20年ほどで以前と比較して道はひらけたと言っていいのではないでしょうか。

余談ですが、転職の際によく使われる言葉「キャリアアップのため」。そんなわけないじゃないですか。ほぼ100%会社に不満があるから転職するんですよ。

転職もレール化

話は戻りますが、ただこの転職も特に最近はレール化しています。まあまず転職サイトを使わないと転職できないでしょう。リクナビ、マイナビ、エン転などでしょうか。ただしこのレールは20代であれば有利、35歳を過ぎたら乗れないレールではあります。

とまあ世の中基本的にレールが敷かれていて、そのレールに乗っているのが当たり前で安定です。

どんどん狭くなるレール

ただ最近はレール乗って安心というだけではなくなってきています。どんなにいいレールに乗っても突然リストラされることもあります。景気は一寸先は闇。企業の不祥事も多く、一流企業と思って入ってみたら、不祥事を起こしてあっという間にブラック企業。そしてリストラなどなど。

また成果主義を導入している企業も多く、高卒の上司に一流大学の部下という図式も珍しくありません。ただアメリカのように(アメリカもどこまできちんとしているかわかりませんが)割り切り型の成果主義ではなく、制度を悪用して自分の地位を高めたい上司の思惑次第といった部分が多いのではないでしょうか。例えばうまくお偉いさんの心をとらえれば、アルバイトだった人間がゴマすりゴマすり、いつのまにか部長様などということも聞かないわけではありません。こうなると逆に「なんのために苦労して大学まで出たんだ!」という話にもなるのですが・・・。

まあ日本人はというか人間はというか、たしかにレールを作れば楽ですし、それに乗っかっていれば楽なのですが、最近は貧富の格差も大きくなってきていて、奨学金で200万、300万の借金を抱えたまま就職する若者も多いそうでレールに乗るのも大変です。

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