国民健康保険、国民年金とは

国民健康保険

社会保険?国民健康保険?国民年金?

退職すると国民健康保険と国民年金に加入することになりますが、実のところよくわかっていない方も多いのではないでしょうか。そこでそれらをちょっと細かく見てみたいと思います。

単純に言えば、サラリーマンなど会社に勤めている人は”健康保険”と”厚生年金”に加入していて、よく「社会保険」と言われています。それに対して退職すると加入するのが”国民健康保険”、”国民年金”です。

社会保険の健康保険

サラリーマンなどが加入している「社会保険」と言われる”健康保険”は、大企業になると企業が単独で設立していることが多いです。単一の企業やそのグループ会社の社員などがはじめに社名を入れた組合に入っていることが多いです。また業種ごとに健保組合を設立している場合もあります。それらがない企業の場合には、協会けんぽ(全国健康保険協会)に加入することになります。

また一定の条件を満たす家族等は、被扶養者としてこの社会保険の健康保険に加入します。

国民健康保険

これに対し退職者が加入する国民健康保険は、自営業者や無職の人などが加入する健康保険です。運営は市区町村になっています。

年金制度

まれに企業の担当者でさえ誤った認識を持っている場合がありますが、サラリーマンは厚生年金、自営業者は国民年金というのは誤りです。年金制度は2階建てになっていて、20歳から60歳の全国民が”国民年金(1階部分)”に加入しています。サラリーマンが加入している”厚生年金”はその1階部分である国民年金の上にたっている2階部分なのです。

(厚生労働省HPより引用)

自営業者や無職の人、学生等は国民年金の第1号被保険者、サラリーマンなどは”国民年金”の第2号被保険者なのです(ちなみに第3号被保険者はサラリーマンの妻など第2号被保険者の被扶養配偶者)。

つまりサラリーマンが退職すると、厚生年金から国民年金になるのではなく、「国民年金第2号被保険者かつ厚生年金被保険者」から「国民年金第1号被保険者」に身分が変わるのです。

国民皆保険、国民皆年金

日本では「国民皆保険」といってすべての人が法律上なんらかの公的医療保険に加入することが義務付けられています。また年金も「国民皆年金」で、20歳から60歳の人は必ず少なくとも国民年金には加入していなければなりません。

社会保険

「社会保険」という言葉も間違いではないですが微妙です。社会保険とは本来、日本の社会保障制度の一つで、病気やケガ、事故、失業、老後の生活などのリスクに備えて、国民の生活を保障するために設けられた公的な保険制度のことです。医療保険、年金保険、介護保険、雇用保険、労災保険がそれにあたります。

さらに狭義の意味での「社会保険」は、医療保険、年金保険、介護保険です。

サラリーマンなどが加入する健康保険や厚生年金を「社会保険」と呼ぶのは、かなり限定した内容を指した呼び方です。

 

 

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